INTERVIEW

☆入団動機は？

―まずは合唱未経験者に聞いてみましょう！

Ｓ「演奏会での皆さんの声がかっこいいと思ったから」

―演奏会をきっかけに入団した人多いよね。

Ａ「普通に合唱って間近で聴くことがなかったから、迫力に素直に感動しちゃったよね」

―確かに練習中に隊列の中で合唱聴くと音に包まれてるみたいでめちゃくちゃ感動するよね。
他には…。

Ｃ「男！タイプの人が指揮してた」

―分かる。指揮者だけじゃなくて音楽演奏してる人ってかっこいいよねえ。

Ｏ「昔あった薔薇族の記事を読んで見学したのがきっかけです。」

―ああ、薔薇族懐かしい！あの淫靡な感じが良かった！でも隠し場所に困るのよ、分厚いから…。逆に音楽経験者の皆さんは？

Ｆ「当時はゲイの友達もいなかったし、もちろん彼氏もいなかったし、ゲイの仲間と一緒に歌えることはとても嬉しかったなあ…」

―大好きな音楽をゲイの仲間と楽しめる幸せって確かにありますよねえ。合唱経験者的に、合唱団としての音楽的魅力って感じたりするものなの？

Ｇ「この規模の男声合唱団って一般団体でも稀だし、こんな優しい声の男声合唱団はもっと稀。合唱団としてマジ素晴らしい。」

―確かに一合唱団としても稀有な存在ですよね。学生時代からずーっと合唱やってたっていうような人もクワイヤーにハマっちゃうのってその辺もあるのかも。Ｍちゃんは？

Ｍ「音楽からしばらく遠ざかってて、またやりたいなぁと思ってるところにBadiでの演奏会の告知を見つけてさ。んで、演奏会聞きに行って感動して、アンケートに見学希望にマルしてアポとったって感じ。」

―お！これ読んでる方も入団のチャンスというワケですな！

☆実際入ってみてどうです？

Ｏ「美味しそうな団員もいたし、今は他界された指揮者の先生にも可愛がってもらって楽しく歌えました！」

―実際美味しかったですか？

Ｏ「まあね！」

―え！冗談で言ったのに…。ちなみに誰と…？
（略）
…ええー！そこがデキてたなんて超意外…。
てかもうちょっと使えること話して！

Ｓ「練習ももちろん楽しいですけど、終わった後に飯食べに行ったりするのも楽しいですね！普段の生活だと知り合う機会があまりない人達とも話ができたりしますしね！」

―たしかに！年齢もバラバラだし、職業もラーメン屋に学校の先生、大企業のお偉いさんまで色々だもんね。

Ｋ「サークルだと強制的にいろんな考えの人とまず顔見知りになるから、今迄にない価値観に出会うことが多くなった気がする。普通に友達の輪だけでは出会わなかっただろう人と会えたのは僕にとっては宝かも。」

―その辺は趣味サークルならではかもですね。団員多いし余計ですよね。

Ｇ「年一回のプレリュード（LGBT音楽祭）とかで他のゲイ合唱団とか器楽団体とも繋がりができるから、人間関係はどんどん広がるよね。」

―みんな自分のスタイルに合わせて交友関係作ってるみたいですな！

☆音楽的にはどうでしょう？

クワイヤーの練習は基本的には月に二回。
合唱未経験者の人的にはどう？ついてくの大変じゃない？

Ｃ「音取るのに時間がかかるんだけど、楽譜書き込みとか、練習とか、やった分だけちゃんとできるになっていくのが実感出来ることかなぁ。合唱だから周りとすぐ答え合わせできるし。」
Ｓ「知らない音楽用語なんかだと、え、今のなに？ってなること多いですが一年目で皆さんによくしてもらってるから続けられてます！」

―たしかに、僕が今まで所属したことのある合唱団の中ではそういうサポート体制が手厚い印象。楽譜読めない人向けのパート毎の音源とか、音楽理論の講座とか、パートリーダーのフォローとか。逆に新人さんを迎えるパートリーダーはどんなことしてるんでしょう？

Ｆ「楽譜の読み方を教えてあげたりとか、みんなと早く仲良くなれるように声をかけたり飲み会に誘ったりとか、なるべく隣で歌ったりしてます。」

―なるほど！頭が下がります。
逆に音楽経験ある人、合唱マニアの人にはどうでしょ？ピアニストのＫさんどうです？

Ｋ「楽しいよ〜。やっぱり声の作る音楽って温かいから、器楽にはない癒しがあると思う。人間の本質に触れているような。あと、合唱には歌詞がある！」

―合唱マニアの人には週二回の練習って物足りないんじゃない？

Ｇ「プレリュードとか他団体とのコラボとかの有志イベントがあったりするので、自分の予定に合わせて歌いたければいくらでも機会を作れるのがいい」

☆クワイヤーで最も楽しかった事を一つ挙げるとしたら何を挙げます？

Ｃ「憧れの先輩からホワイトデーにお返しもらえたこと！」
Ａ「練習以外の団員との交流かな～。ハロウィンパーティーしたりクリスマスイブイブにサンタ帽被って家から馬場まで歩いた時とか。あと大阪のゲイコーラスをみんなで聴きに行って帰りにUSJに寄った時！」
Ｏ「自分で企画した、演奏会のお楽しみステージかなあ。ソロも二曲歌えたし！」
Ｆ「仲間たちと1年間練習してきて、その成果を演奏会で発表できて、その後の打ち上げでみんなで喜び合えるのはいつも楽しいと思うよ。だからいつの演奏会とは言えないけど、演奏会の日はいつも楽しいかな。」

―そんなクワイヤーボーイズ、是非遊びに来てくださいね！