年寄りの気ままなスタンスもアリ、か


 初めまして、しゅう@六尺です。で、どうでもよい話ですが、六尺褌が好きで常用しています。そして70過ぎの爺ィです。当団の最高齢だそうです。ちょっと前までは私より上の方もいらしたのですけどね。ただ私が入団した12年前から暫くはずっと最高齢だったので、元の立場に戻りました。私も一緒に歌ってきた団員も皆あれから12歳歳をとりましたが、べつに年配ばかり多いわけではなく、今70名以上在籍していて20代から60代まで程良い感じの人数バランスで活動しています。最近は特に20代30代の若手が団の運営や演奏会等音楽活動の中心として活躍しており、それを他の代の人たちがしっかり支えている感じで、とても良い雰囲気で活動できていると思います。

 私は入団12年と書きましたが、中には30年以上前の結成当初からずっと活躍している猛者もいて、私は漸く中堅になった、という感じでしょうか。しかもコロナの2年間はほぼ活動せず、その後復帰して活動しましたが昨年は一年間休団しましたので、実質活動年数は9年間くらいですね。合唱経験もなく楽譜もあまり読めなかった私を大らかに受け入れてくれ、長期に休んだりしても暖かく復帰を歓迎してくれる懐の深さが当団にはあります。

 私、今年度復帰はしましたが、8月迄は他の用事を優先したりして、練習参加率は半分に満たない状況でした。しかし活動にあまり身が入らず熱心でないそんな私も、9月の声を聞くと「演奏会」というものが近づいてきている思いが脳裏を過ります。焦りもあります。9月からは合宿を含めほぼ皆勤で練習参加していますが、他の人たちはもうしっかり歌えるのに、こちらは譜面を見るのが初めての部分もあったり、曲を覚えるのに四苦八苦。今までのツケを思い知らされている状態です。でも皆の邪魔にならぬよう後ろからついていけば何とかなるべぇと、そこは年寄りとしての図々しさを発揮し、気ままなスタンスで参加している次第です。

 ところでその演奏会ですが、来年一月に行われます。ホームページのフライヤーはご覧頂けましたか。お楽しみステージとありますよね。皆さんお馴染みの曲も沢山演奏されますが、一つ当団の自慢をさせて下さい。当団はすごく人材豊富で、指揮者も編曲もピアノも全部自前、団員なのです。しかも曲だけでなく曲間の劇も団員が演じ、面白くて必見!脚本演出は元団員の方。毎年このステージを楽しみに来て下さるお客さんも沢山なので、是非期待して演奏会にいらしてください。そして、こんな楽しいところなら一緒にやってみたいなぁと思われたら、アンケートに見学希望と書いて下さいね。20代から70代までの団員が心よりお待ちしています。

 それと、クワイヤーボーイズは実はとっても真面目な男声合唱団なので、合唱の質を如何に高めて演奏するかが勝負と思っています。だから本格的な男声合唱曲はお楽しみステージと同じく命。毎年色々な曲にチャレンジしています。最初は難解でとっつきにくいけどじっくり歌い込むと噛みしめるほどに味が出るおしゃぶり昆布の様な曲、フィトンチッド一杯の木漏れ日射す新緑の下を散策しているような爽やかで心地よい曲、静謐で森閑とした大聖堂に響いてくるレクイエムの様な神々しい曲、怒濤の波頭を勇壮に越え荒海に乗り出すような男性的で力強い曲など。以上全て私の勝手な印象ですけど、今年はどんな合唱曲が登場しますか、皆さんそれぞれの印象をお楽しみください。本格的な男声合唱曲とお楽しみステージ、二つの違ったキャラを併せ持つのがクワイヤーボーイズです。

それでは演奏会会場でお会いしましょう。