今は小休止


「静かな夜更けに いつもいつも思い出すのは お前のこと」

上の詞は合唱曲「遥かな友に」の歌詞の一節です。今回のブログを書くにあたって、ふとこの曲が頭の中で流れたセカンドパートのおひさです。

この「遥かな友に」という曲はとあるグリークラブの合宿で中々寝ない下級生達を静めるために作られた曲なのですが、その歌詞は合宿に来ることができなかった部員達の事を思ったものと言われております。

なぜこの歌が脳内再生されたかというと、クワイヤーボーイズは3月に予定していた練習が全て中止となったからです。

言わなくても想像がつくかと思いますが、理由は新型コロナウイルス感染防止のためです。

どうやら1ヶ月間練習が中止となるのはクワイヤー史上初との事。
今までも1団員としてクワイヤーボーイズの事を大切に思ってはいましたが、こうしていざ活動ができなくなると改めて自分の中での団の存在の大きさを実感します。

もちろん、団員と個々に会うことはできますがその団員との繋がりもクワイヤーボーイズの活動が軸となっているので、どれだけプライベートで団員と会ってキャッキャウフフしたとしても団の活動ができない今は故郷に帰りたくても帰れなくなったような気持ちになります。

なのでブログを書こうと思ったときにふと「遥かな友に」が頭をよぎり、「今、他のみんなは何をしてるんだろうな…」と思いました。

けれど、ステージ上でMCが綺麗どころ団員にボディータッチしたり、主役の服破いて上半身がブラだけの姿にしたり、果ては客席に向かって銀テープバズーカをぶっぱなしたりなど、自分達の演奏会であるのを良いことに好き放題やるような図太い神経を持ってる当団の団員がそう簡単にウイルスに屈っするとは思えないですし、みんな何だかんだで逞しく生きているのかなと勝手に想像しています。

きっと他の団員も今活動できていない分、歌いたい欲(と色々な欲)が溜まっているのではないかなと。
活動再開した時にその溜まった欲が溢れてみんな色々な意味でフィーバーしちゃいそうで、でもそれをちょっと楽しみにしている自分がいます。

そんな日が本当に来るよう願っています。

クワイヤーボーイズを応援して下さっている方々にはご心配をおかけすることになるかと思います。

今クワイヤーボーイズは小休止していますがそのうち不死鳥の如く甦ると思うので、応援して下さる皆様には気長に待っていただければと思います。

そして、今後の演奏会などでいつも通り斜め上の方向に頑張っている当団の姿を見ていただければと思います。

「お休み 安らかに たどれ 夢路お休み 楽しく 今宵もまた」

月並みな言葉ですが、明けない夜はありません。いつか朝の日に包まれる時が来ることを信じて。

…とは言うものの、耐えきれなくなって家でがっつり歌っているおひさが今回のお相手でした~。