秋合宿も無事終了!


ブログの担当が回ってきました。ここ数年は団内指揮者もやっている、Bassの恒汰です。昨年の企画ステージで、黒いワンピース姿で幸薄そうな指揮してたのが私です←
「今年は初めて組曲を担当するんだから、その曲のことについて書けば?」と言われてブログ担当を押し付けられ…もとい、引き受けたのですが、よく考えたら当団はオトナの事情によりネット上では曲名を伏せている団なので、書ける範囲で書いてみようかと思います。

クワイヤーボーイズでは「50人規模のゲイとオキャマを一つ屋根の下に2泊3日も軟禁する」という阿鼻叫喚なイベントが春と秋とで年2回あるワケですが、すごいんですよ。朝9時から夜9時まで、食事休憩以外は本当にずっと練習。レクリエーションなんてものは一切ないというストイックさ。夜の9時まで練習した後は「有志アンサンブル発表会」として団内ユニットによる発表会でも歌います。そうやってさんざ歌った後は、大広間で夜中まで盛大に宴会。ふだんの練習では他パートのメンバーと話をする機会がないので、まだ話したことのない人との交流のチャンス!ということなのでしょう、みんな張り切ること、張り切ること。初日の夜は2時すぎくらいまで、2日目なんて最終的に撤収したの3時半でした。もちろん私は両日とも最後まで宴席におりました。ほとんど飲めないくせに。

そんな秋合宿に、先週の3連休で行ってきたんですが、今年も楽しかった!
この秋合宿が終わると毎年、団は一気に『いざ演奏会!』という雰囲気になります。

多くのお客様が期待してくださっているであろう「お楽しみステージ」は、ここ数年「演劇仕立て」でお届けしておりましたが、今年は25回記念演奏会ということもあり、往年の当団のスタイル「The 昭和歌謡ショー仕立て」が、例のあの人の司会も込みで復活です。伴奏は豪華に2台エレクトーン連弾!なんてのも複数ご用意しました。もちろん歌うのはすべて、数名の団員たちで手分けして作った当団のためのオリジナル編曲。新生ダンサーズも平日夜に集まって猛特訓を重ねております。先日はついに照明プランなんてのも始まり「これ本当に全部実現できたら、すごいことになるねぇ」という状態です。はたして電飾は無事に点灯するのか…!そしてポロリはあるのか…?!
強烈な絵ぢからを矢継ぎ早に浴びせていく今年のお楽しみステージ。目と心臓の弱い方はご注意くださいませ。

それから、私が指揮を担当する今年の第1ステージの話も少し。私、指揮者というものは、この団で初めて挑戦したんですね。やり始めた頃は「音楽的に正しいかどうか」を基準に考えておりました。最近それを「自分の(音楽的な)性癖に刺さるかどうか」での判断に意識的に切り替えたんですよ。まぁ単純に言えば、私が好きかどうか、その表現を私が愛せるかどうか、ってことです。そして、どうやったらそれを歌い手に伝えられるのか、悩みました。「石川さゆり風に」「ここから坂本冬美の般若の顔」「ここで急に宇多田ヒカル」なんて指示をする私は、歌い手たちの感受性の豊かさに支えられています。大事なことなので改めて書きますが、私が今年担当しているのは歌謡曲ステージではありません。「石川さゆり」という表情記号、合唱組曲を歌うのに大活躍しています。
こちらも「The 昭和」な名曲。平成が終わり令和を迎えた今なお「昭和歌謡が得意」を売りにし続ける当団が歌うと一体どんな仕上がりの組曲になりますか。どうぞご期待ください。

そうそう。今年のクワイヤーボーイズは大変ありがたいことに、20人を超える新入団員さんに恵まれたんですよ。私は人の名前を覚えるのが小学生の頃から非常に苦手なのですが、やはり顔と名前を覚えるというのは人間関係の基礎だよなと、頑張って覚えてます。まだ数人が若干怪しいものの、一応は全員把握できた、つもり…。
先輩団員たちに負けず、キラキラの表情で歌う彼らの初ステージ、ぜひ見届けてやってください。

演奏会のフライヤーやチケットの配布も始めております。強烈に極彩色なヤツ。渡された団員たちが皆、口を揃えて「ヤバい」って言う、手に取るのを若干ためらうであろう強烈なデザインのフライヤーをご用意しました。
団員一同、みなさまのご来場を、心よりお待ち申し上げております!